グラベルフィックスとは?

グラベルフィックスとは、オランダ発の砂利地盤舗装材で、砂利の下に敷くと車椅子やハイヒールでも移動しやすくなる画期的な舗装材です。

具体的にはポリプロピレン製のハニカムシートが砂利の移動・離散を防ぎ、車輪や足の埋まりこみを抑えることで、車いす・自転車/バイク・ハイヒールでも走行しやすくなります。

また、防草効果があったり水たまりが発生しにくいといったメリットもあります。

ハニカムシートの裏面には不織布が貼られているため防草効果も期待でき、雨水も浸透しますので水たまりの発生しにくい環境となります。

グラベルフィックスはそのデザイン性の高さから庭、駐車場、神社、お寺、公共施設などさまざまな場所で活用されています。

グラベルフィックスのメリット

メリット①車いすや自転車、ハイヒールでの移動が楽になる

グラベルフィックスは、特に車いすや自転車、ハイヒールでの移動を容易にするように設計されている点が大きなメリットです。

六角形のハニカム構造が、砂利をしっかりと固定し、表面を平滑に保つため、小さな車輪やハイヒールが砂利に埋まることが少なくなります。これにより、安定した走行面を提供し、不安定な砂利の上でもスムーズに移動できます。

このように、グラベルフィックスは、日常的な移動手段にとって障害となりがちな砂利地面を、よりアクセスしやすく快適なものに変えることができるため、多くの環境でその利点が生かされています。

メリット②砂利がボコボコになったり飛散してしまうのを防げる

グラベルフィックスは砂利を固定することで、砂利がボコボコになるのを防ぎ、また飛散するのも最小限に抑える効果があります。

グラベルフィックスの六角形のハニカム構造によって砂利がしっかり固定され、人や車が通過した際に砂利が動いてしまうのを防ぎます。砂利が定位置に保持されることで、表面が均一で滑らかに保たれ、ボコボコになるのを防ぐことができます。

また、砂利が固定されることにより、砂利が車輪や足元によって飛び散るのも抑制されます。これは、歩道や公園などの公共の場で特に重要です。飛散が少なくなることで、メンテナンスの手間も減少し、経済的なメリットも得られます。

メリット③排水性が高く、水たまりができにくい

グラベルフィックスは、優れた排水性を持つ点が大きなメリットの一つです。これにより、水たまりができにくくなる効果があります。

高い排水性を持つため、グラベルフィックスは住宅の庭から公共の公園、駐車場に至るまで、さまざまな場所での使用に適しています。雨季にも性能が落ちることなく、安全で快適な歩行や走行面を提供します​。

これらの特性により、グラベルフィックスは使用する場所を問わず、効果的に水管理を行いながら、環境への配慮も行うことができる優れた材料です。

メリット④防草効果があり、雑草の処理の手間が省ける

グラベルフィックスには防草効果があり、これが大きなメリットの一つです。

雑草の抑制は、地面の手入れにかかる労力やコストを大幅に削減します。定期的な草刈りや除草剤の使用が減少するため、メンテナンスが容易になり、時間とコストの節約につながります。

これらの特性により、グラベルフィックスは美観を損ねることなく、手間とコストを節約しながら、砂利道を管理できる舗装材と言えます。

グラベルフィックスを実際に導入して感じた効果

事例①車いすでも簡単に走行可能

グラベルフィックスを導入することで、車いすでも砂利道上でも容易に方向転換・移動が可能になります。

グラベルフィックス内に充填された砂利がタイヤを支え、めり込むことがなくなるためです。

足が悪くなってしまったお年寄りに優しい機能性を誇っており、公共施設や家の砂利に導入することもおすすめです。

事例②ハイヒールが埋まらない

グラベルフィックスが砂利の移動を抑制するため、施工後はヒールが埋まらないようになります。

介護施設などにおいてグラベルフィックスを導入すれば、スタッフの女性が砂利道でつまづいたりすることを防ぐことができます。

事例③自転車がスムーズに走行可能

施工前は車輪が埋まって、タイヤや溝が出来ていますが、施工後はアスファルトの上のようにスムーズです。

自転車の車輪が砂利に埋まると横転の危険性があります。

転倒が大きな怪我に繋がりやすいお年寄りや小さいお子さんがいるような住宅や公共施設には導入がおすすめです。

グラベルフィックスの施工方法

その1<路盤改修・転圧>

路面を掘り下げ、路盤を改修します。(気候条件や想定荷重によって内容が異なります。)

その2<整地面管理・転圧>

しっかりと転圧を行い、下地作りを行います。不陸も除去します。(下地には通し砂を用います。)

その3<シートの敷設>

グラベルフィックスを敷き詰めます。底部からはみ出している不織布に隙間ができないように敷設することで敷設の安定性と雑草抑制効果が向上します。マンホールなど敷設できない箇所は鋸やハサミ等を使用し、できる限り丁寧に隙間なくカットします。

その4<砕石充填>

砂利を充填し、レーキにて均一にならします。さらに転圧をかけることで、砂利の密度が上がり、施工後の状態が安定します。砂利は規定の細かいサイズを選択。

その5<施工完了>

施工完了後の様子。弊社施工の際は輝緑岩の砂利を用います。

動画にて施工方法をご紹介

グラベルフィックス動画CM(新興工機)

グラベルフィックスの施工事例

松山市 一般住宅の駐車スぺース(17㎡)

(2022年8月)

小さいスペースにつき大きな重機を必要とせず(転圧機のみ)、施工が簡単なうえに、アスファルトと違い原状回復が容易で、自地浸透により溜りもできないため、グラベルフィックス施工を選択。砂利は比重の重い輝緑岩を使用しています。

鬼北町 奈良山霊苑【第一期工事】

(2022年12月)

広大で眺望抜群の苑内は、現在ご高齢者様やヒールでの参拝者様等に安心して御来苑頂けるよう、改修工事を行っております。南予初のグラベルフィックス施工となります。(現地にて歩行体験可能です)

松山市 個人様DIY施工【野良猫対策】

(2023年4月個人様提供)

駐輪スペースの動物排泄物対策として弊社来店されました。グラベルフィックスご購入、個人様でDIY施工。
【素地利用で施工】
石を除く→(機械を使わず、下地を固める(ブロックや自身で踏み固め)→グラベルフィックスをカット→グラベルフィックス敷・砂利仕上げ

鬼北町 奈良山霊苑第二期工事

(2023年6月)

現地のお客様休憩所(板倉部屋)から供養塔までの施工完了。車いすや杖が必要なお客様にも安心してお越し頂くことが出来ます。(南予販売協力店:株式会社山下石材)

松前町 弊社敷地内第二期工事(歩行体験可能) 

(2022年3月)

弊社敷地内のグラベルフィックス敷設が徐々に広がっています。毎年数回の雑草処理の手間が無くなりそうです。グラベル施工と砂利のみ施工の歩き比べが可能です。

松前町 弊社敷地内事務所勝手口前施工

(2023年7月)

除草、水たまり防止、ヒールの高い靴でも入室しやすくなりました。

松前町 弊社敷地内パーキングマーカー設置

(2023年7月)

駐車スペースを区切るためのグラベルパーキングマーカーを設置。砂利を除いたグラベルフィックスの穴に差し込むだけの簡単施工です。

グラベルフィックス導入経過事例

施工前の写真

施工前

施工前は砂利の下に防草シートを張っていましたが、経年劣化やシートの隙間によって雑草がはびこり、以下のような状態でした。

施工の様子

シート両端の隙間や砂利の摩耗によって雑草が根付く環境となっていました。
防草シートも社員の手作業で敷設しましたので雑草に付け入る隙を与えてしまったのでしょう。

グラベルフィックスの施工はしっかりと下を掘り込み、転圧を行った上で敷き込みました。(敷設する敷地の寸法に応じてカットも可能です)

施工直後

施工直後がこちらです

施工後1年経過

施工後1年がこちら

施工後2年経過

施工2年後がこちら

ご覧の通りほとんど変わっておらず、砂利の飛散も車のタイヤに持っていかれる程度でほんのわずかです。
写真の通り、ほぼ雑草も生えずきれいな状態が続いています。優秀な舗装材で満足しています。

ご興味のある方はぜひご相談ください。

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